2011年7月18日月曜日

古書

あまり知られていないが(知りたくもないだろうが)、俺は古書を蒐集している。
しかも結構、マニアックなほうの。

最近は、扶養家族の増加によって、そっちのほうはトンと御無沙汰なのだが、時々、「本物の」古書店へ行きたくなる。

Boo○ offとかそういうものとは違うのだよ。
あれは本のリサイクルショップであって、古いものに商品価値がない。
古いものでしかも、誰が買うんだろう・・・と考えてしまうようなものこそ「古書」なんだ。

古書店というと、神保町や早稲田、本郷なんかの古本屋街が有名だけど、実は、ワタクシの行動範囲の都市にも古本屋が細々と生き残っているのだ。しかも結構プライドの高い連中がww
一時は、彼らと親しくしていたんだが、今はどうしているかなぁ・・・。


で、そんな古書収集癖のあったワタクシが、縁あってとても古い本を手に入れてしまって、今日ふとそれをつらつらと見ていたので、紹介しよう。

実は、この本を買ったのは、古さを重視したので、誰の本とか、どんな分野とかそういうのは考えずに即決した。
それほどに古いのだ。
著者は、John Dryden(1631-1700)
タイトルは、Dryden's Satires ドライデンの風刺



で、気になる出版は驚きの1697年。

ちなみに、ジョン・ドライデンについては、ウィキペディアをご覧ください。

何はともあれ、この古臭さが俺を魅了して止まない。
ちなみに内容はまったく分からない。
現代の英語だってよくわかってないのに、300年も昔の英語なんか分かるものかね。

そんなわけで、この古臭さと、その美しさをご覧ください。




ページをめくると本が崩壊しそうになるという楽しみは、なかなか人に理解されまい。
だがそれが楽しめないと、この趣味はできないぞ。



この300年。
さまざまな人が手にとって、多くの人が読んだであろうこの本。
21世紀にこの極東の地で、只のコレクターが持っているとは、世の中、解らない物である。

つか、ここまで素晴らしい本なので、そろそろ真面目にこれを取り扱える人にお買い上げいただいても良いと思っている。
譲渡はしない。
目ん玉飛び出るくらい高かったんだぞwww


それまでは、私が後生大事に管理しますよ。
これほどのものは後世に受け継がねばなるまいて。




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