2011年7月4日月曜日

お騒がせ

本日、世間を騒がせている蛇様がいます。
おそらく、本日日本で一番注目されている蛇様です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110704/k10013951561000.html


誰が脱走させたのか、とか、
お前ら過剰反応しすぎー、とか。

色々思うところはありますけどね。
だけど、まぁ、百歩譲って、対象を知らないというのは恐ろしいことだ。

みんな、ホンジュランミルクスネークについて、ちょっとお勉強するといいよ。

ホンジュランミルクスネーク Lampropeltis triangulum hondurensis
名前の通り、ホンジュラスはもちろん、ニカラグア、コスタリカのカリブ海側に生息している。

学名を見て分かるとおり、キングスネークの類だ。
だがしかし、キングスネークほど暴れたりせず、人を咬むなんて話は俺は聞いたことがない。
ヴィヴィッドなカラーは一見毒蛇のようだが、本人は無毒。
サンゴヘビに擬態して、自らの身を守っているのだ。
体長は平均1.5m程度。最大は2m程度だ。

飼い方は簡便だが、コーンスネークなどよりも温度を低くしたほうが調子がいい。
まぁ、普通の蛇様とのお付き合いの仕方と同様ということですな。
飼ってみるとわかるが、大人しくて本当に飼いやすい。
顔は可愛いし、それなりの大きさになるので、蛇様を飼っているという実感がわくのだ。


ここで俺は、ぜひとも言いたいことがある。
ミルクスネークはとても素晴らしい蛇様である。
ぜひとも初心者にお勧めしたい蛇様である。

このヴィヴィットなカラーリング。
大人しい性格。
拒食知らず。
大型になる種から小型の種まで幅広い守備範囲(小型のは飼育が難しいけど)。

しかし、なぜ日本ではこのミルク様は普及しないのか。
ぜひとも、日本でもコーンスネーク以上のミルクスネークブームを巻き起こして欲しいです。

そんなわけで我が家のミルク様のぷりちぃなところを激写。


手乗り蛇。


隠れるところ。


見ろよ、この美しいカラー。
これだけでもミルク様万々歳だ。


そしてきわみ付けのこのぷりちぃフェイス!!

さぁ、君もミルク様が欲しくなってきただろう!!
日本中でミルク様を飼って、日本でミルクスネークブームを起こそうではないか!!



・・・まぁ、無理だな。




最後に言っておくとだな。
犬猫と一緒で、ヘビ様の放し飼いはよくないです。
脱走なんてもってのほかです。
蛇様は犬猫と一緒の「ペット」という括りの筈なんですけど、いまだに爬虫類に対する偏見は根強いようです。
これは、一般的にヘビが嫌いな人が多いのも原因の一つでしょうが、メディアがそれを煽っているように見えます。
ヘビ様のネガティブキャンペーンは絶対に許せない。
この一言を、ここに宣言いたします。

ま、只単に怖がっているだけならいいんだけどさ。

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