2011年12月11日日曜日

思考能力と行動力について

案ずるよりも産むが安し

という言葉の示すとおり、思い悩むよりも思い切って行動したほうが言いといわれる。

このことに関しては非常に簡単に例をあげることが出来る。
あなたが社会人であれば、仕事の進め方についてこれが言えるだろう。

綿密に計画を立てるよりも、簡単な仕事を先にやっつけてしまうというのは、社会人になっていの一番に言い渡されることだ。
さもありなん。
一般的に新入社員には行動力が先に求められる。
この場合、一番よろしくない事は、逡巡して動けないことだ。
まぁ、動いておけ卵たちよ。
君らに出来る事は、全体の戦略の立案ではなく、走ることだ。


しかし、これに関しては、やがて逆転していく。
年を重ねるごとに走るのがつらくなるという理由もあるだろうが、それ以上に、自分の走った経験を元に、戦略を立案することが可能となるからだ。

しかし一番の理由はほかにある。
日本社会における会社には(残念ながら他の文化における会社を知らない)、年功序列という制度が染み渡っており、年を重ねるごとに給与が多くなっていく。
つまり、会社から見れば人件費がかさんでいくということだ。

年を重ねるごとに、経験、人間性などの時間というコストを支払った部分から、利益を追求するという風にシフトチェンジをしていくというのが、現状では一般的だ。


現状では。
そう、これに異を唱えたい。


戦略のプロ、歩兵のプロというものを別個に養成してはどうだろうか。

つまり、出世魚のようにシフトチェンジをしていく間に、様々な人間に触れ、それが逆の効果を生み出すこともある。
それの典型的な例が悪い意味での「天下り」であろう。

歩兵の経験が戦略に偏りを与えてしまうことがあるはずだ。
その偏りは、いい場合もあるだろうが、悪い場合もあるだろう。
影響というものは、正の方向、負の方向があるものであるからして。

それぞれを別個に養成していくことが出来れば、影響をコントロールすることが容易となる。

さすれば、歩兵は歩兵のプロとして純粋に力を伸ばすことが出来、参謀は戦略のプロとして純粋に力を伸ばすことが出来る。





さて、前置きはこの辺にして。



我が家の蛇様連中にはイカモノ食いがいる。
イカモノ食いとはつまり、両生類、爬虫類等を食う面倒な連中だ。

俺は彼らに、どうやったら餌を食ってもらえるものかいつも苦慮している。
餌を食わせる方策を日々考えているのだよ。

それが、蛇様に餌を食わせる参謀として純粋に育て上げられたワタクシの仕事であるから。



しかし最近思うのだ。
かえるを食っているときの蛇様の気持ちはいかほどのものか。
そもそもカエルって旨いのか??

作戦を立案する参謀に余計なしがらみは要らない。
だからといって、その経験が無駄になるものでもないかもしれない。

純粋にコントロールされた環境内であれば、変数を一つ加えた程度であれば、その影響は最小限に抑えられるし、それがもしかしたら現状を変える起爆剤になる可能性だってあるのだ。


と、言うわけでカエルを食ってみた。
ついでにドジョウも食ってみた。

まずはジャブにドジョウを。


ドジョウのから揚げ。

・・・旨い!
塩をふったらフライドポテトのようだ!

次には真打、カエルのから揚げ。
マイク・タイソンもたじたじなボディーブローだ。


これが・・・何というか、淡白な鶏肉。
そして鶏肉より脂っこさがないかな。
ようはヘルシーな感じ。

アルコールに合わせるのであれば、もうちょっと味が欲しいかな。


うん・・・まぁなんだ。
あいつら、味の少ないもの食ってんだな、ということがよくわかった。

これを完食したあと、同行者に「ゲテモノとか食ってみたいな! 俺、ムカデとか食ってみたい!」と目を輝かせながら言ったら、ドン引きされたりした。

まぁ、そりゃあ、そうだよね。


そんな感じで夜はふけて。
次の朝にはこんな文化的な感じに。


蛇様の気持ちを知る事は重要だけど、やっぱり人間は文化的に生きるのが一番よね!




なんか、オチがないけど、まあ、いいや。
あと、さも「かえるを食いに行きました」的に書いているけど、当初予定していた店に入れなくてふらふらと新規の店に入ったら、興味深いメニューがあったから頼んだという、それだけのことなのだ。

ふらふらと入った店のメニューの話をするのだから、結論もふらふらでよかろう。
俺は今日の記事で、「ふらふら」を養成したのである。


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