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2018年9月25日火曜日

世界を変えた書物展

会期ぎりぎりで行ってきました。
上野の森美術館で行われている世界を変えた書物展。
金沢工業大学の稀覯本コレクションですね。









ワタクシのフェチを直撃したのはレギオモンタヌスのアルマゲスト、アル=ハイサムのオプティクス、アグリコラのデ・レ・メタリカ、デッラ・ポルタの蒸留法九書、アブ・マーシャルの占星術、プリニウスの博物誌ですね。

特にアルマゲスト(今回のはレギオモンタヌスのラテン語訳。オリジナルはプトレマイオスのギリシア語)、オプティクス、デ・レ・メタリカは好きすぎて英訳を持っていますね。残念ながら日本語訳はない。プリニウスの博物誌に関しては、英語からの重訳が日本語版で出てます。大槻先生の部分訳もおすすめ。

ああ、本は素晴らしい。

2017年8月2日水曜日

インドが好き

昔からインドが好きなんですけどね。


インド関連の学術書とか見ると、ついつい買っちゃうんですよ。
特に、原典の和訳とか見ちゃうと衝動買いするね。

これは、大学の先生が嫌というほどワタクシにインド情報を浴びせたせいでございまして、お陰様で今でも引きずっていますよ。

そんな中で、日曜の朝刊の新聞紙を観ましたらね。
アーユルヴェーダのスシュルタ・サンヒターの方が完訳されているって本の情報が載っていたんだよ。まっじかよ、ワタクシそんなこと知りませんでしたのことよ!

早速わたくし、Amazonさんに聞いてみたんですけどね、なんてことでしょう、お取り扱いがありません…。
ああ、おしい! 悔しい! これを買い逃すなんて!!!
ちなみに調べてみたところ、この本は英訳からの重訳なんだそうです。うーん、おしい!

英語からの重訳で懐かしいのは、プリニウスの博物誌ですね。あれも全文翻訳されているんですよ、実は。
ワタクシ、大学生のころにどうしても欲しくてですね、大枚叩いて買いましたね。当時、書店でアルバイトしていたんですけど、月のアルバイト代がほとんど飛んで行った記憶があります。貰ったその日に給料が還元されるとか、素晴らしいアルバイターでしたね。で、プリニウスの博物誌、英語からの重訳とはいえ、当時のわたくしは鼻息荒い感じで読みまくったものです。懐かしい…。

で、スシュルタの出版も2005年で、ワタクシが博物誌を買った時期と同じくらいだったんですねー。当時発見してたら、迷わず注文入れてましたね、ワタクシw

そんなわけで、ワタクシは今インドを思い出して、絶賛インド哲学モードなので、突然怪しい単語をつぶやきだしたら、何かの発作だと思って生暖かく見守ってあげてください。

ちなみに、アーユル・ヴェーダのスシュルタ・サンヒターと双璧をなすチャラカ・サンヒターは、総論が原典訳で訳出されています。こちらは今でも入手可能です。


ちなみにわたくしが持っているプリニウスの博物誌(英語からの重訳)はこちらで古書を手に入れることができます。案外お安く入手できますね。
新しいものが欲しい方は、上記の本が分冊で新しく出版されているようです。下のリンクから各巻をお買い求めください。


英語からの重訳なんてクソだ、原典翻訳をよこせという方はこちらがおすすめです。


姉妹編がこちら。


合わせてお楽しみください。我々の業界ではパラケルススをいち早く日本語訳した御仁として、故大槻真一郎氏は記憶に残る人物です。パラケルススの翻訳のほか、ヒポクラテス全集の翻訳、テオフラストスの植物誌の翻訳、ヨハネス・ケプラーの翻訳なんかでも知られています。偉大な人物でした。16年1月1日に89歳で逝去なさいました。氏の志は受け継がれ、今でもパラケルススの日本語訳、出版は続いています。パラケルスス全集の登場を待ちましょう。

日本語訳なんてぬるい、原典をよこせという方はLoebから原典英語対訳の本が出版されているので、そちらをあたってください。
てか、原典が読みたくなったら、Harvard University PressのLoebを漁れ! 大体あるから!
日本語訳で最近精力的な活動をしているのは京都大学学術出版会です。西洋古典叢書が地道に翻訳出版されています。

あー、本が欲しい。

あ、ちなみに置いてけぼり喰らっている皆様に、最後に一つだけ言っておくと、アーユルヴェーダってのは、インド発祥の医学思想のことですね。インドの医学は三系統ありまして、(ギリシャ・アラビア由来の)ユーナニ学派と中国医学派、インド伝統のアーユルヴェーダですね。で、アーユルヴェーダの大元の文献がスシュルタとチャラカなんですねぇ。

どうでもいい知識でしたね。
あ、蛇はイースタンフォックススネーク。こっちもどうでもいい知識でしたね、すみません。熱くなってすみません。

2017年3月14日火曜日

おしゃんてぃーな書物

哲学の本とか、タイトルがすごいおしゃんじゃないですか。


特にフランスね。フランスの哲学者の本のタイトルはどれもこれもしびれる程に素敵だ。
その中でも選ぶとしたら、ジャン・ボードリヤールとジル・ドゥルーズから選びたいね。

この二人の著作は、総てオシャンティーなんだから。
おしゃんてぃーの洪水でおぼれて死ぬんだから。

その中で選ぶとしたらこの二冊。
ジャン・ボードリヤール「象徴交換と死」


ジル・ドゥルーズ「千のプラトー」


もうね、オシャレ汁がだらだらですね。おしゃんてぃー大洪水ですね!

いや、本当に、この二人の著作はオシャンティーなものが多いんだから。
「透き通った悪」「消滅の技法」「差異の理論」「アンチ・オイディプス」(フェリックス・ガタリと共著)
ちょびっと思い出すだけでも、こんなに素敵なタイトルが!!! 声に出して読みたい日本語というよりは、声に出して読みたい哲学書タイトル!

昔、要約本が流行ったことがあったけど、今度は、素敵な本のタイトルを集めた本を出してみてはいかがでしょうかね?

ちなみに、声に出して読みたいゴキブリの名前は、ハイイロゴキブリです。

2011年7月18日月曜日

古書

あまり知られていないが(知りたくもないだろうが)、俺は古書を蒐集している。
しかも結構、マニアックなほうの。

最近は、扶養家族の増加によって、そっちのほうはトンと御無沙汰なのだが、時々、「本物の」古書店へ行きたくなる。

Boo○ offとかそういうものとは違うのだよ。
あれは本のリサイクルショップであって、古いものに商品価値がない。
古いものでしかも、誰が買うんだろう・・・と考えてしまうようなものこそ「古書」なんだ。

古書店というと、神保町や早稲田、本郷なんかの古本屋街が有名だけど、実は、ワタクシの行動範囲の都市にも古本屋が細々と生き残っているのだ。しかも結構プライドの高い連中がww
一時は、彼らと親しくしていたんだが、今はどうしているかなぁ・・・。


で、そんな古書収集癖のあったワタクシが、縁あってとても古い本を手に入れてしまって、今日ふとそれをつらつらと見ていたので、紹介しよう。

実は、この本を買ったのは、古さを重視したので、誰の本とか、どんな分野とかそういうのは考えずに即決した。
それほどに古いのだ。
著者は、John Dryden(1631-1700)
タイトルは、Dryden's Satires ドライデンの風刺



で、気になる出版は驚きの1697年。

ちなみに、ジョン・ドライデンについては、ウィキペディアをご覧ください。

何はともあれ、この古臭さが俺を魅了して止まない。
ちなみに内容はまったく分からない。
現代の英語だってよくわかってないのに、300年も昔の英語なんか分かるものかね。

そんなわけで、この古臭さと、その美しさをご覧ください。




ページをめくると本が崩壊しそうになるという楽しみは、なかなか人に理解されまい。
だがそれが楽しめないと、この趣味はできないぞ。



この300年。
さまざまな人が手にとって、多くの人が読んだであろうこの本。
21世紀にこの極東の地で、只のコレクターが持っているとは、世の中、解らない物である。

つか、ここまで素晴らしい本なので、そろそろ真面目にこれを取り扱える人にお買い上げいただいても良いと思っている。
譲渡はしない。
目ん玉飛び出るくらい高かったんだぞwww


それまでは、私が後生大事に管理しますよ。
これほどのものは後世に受け継がねばなるまいて。




2010年5月10日月曜日

毎日を給料日に!




 デイトレードの基本から、概念、かなり具体的な買い方、売り方まで簡潔な文章で説明してくれる本。デイトレを始めたい人は読んでおくべき本であると思う。

それはともかく、ここ最近はギリシア危機を引き金に、株価は低迷している。
人によっては四月上昇分をリセットしただけだなんて、楽観論も聞こえるけれども、中には9000円台まで下がることを警戒する人も居る。

俺は、とっととポジションを解消したので、今回の暴落にはかかわらなかったんだが、多くの人が痛手をこうむったのではないだろうか。

ところで、ここまで行っておいて難なんだが、ギリシア危機って奴をしっかり説明することができない。
結局何が起こっているんだ? EUで。
今度調べてみます。

2010年5月5日水曜日

電子書籍

古本オタク、古書狂いと呼ばれて久しい昨今。
俺の本好きは何はともあれうなぎのぼりだ。

そんな中、またもやグーグルがやってくれる感じじゃないですか。
http://jp.techcrunch.com/archives/20100504wsj-google-to-launch-digital-bookstore-this-summer/

グーグルがついに、独自の電子ブックストアを始めますという発表を行った。
しかも、書籍業者がグーグルエディションとして、販売を行うこともできるということだ。

これを受けて、本日、TBSラジオの取材で、週間アスキー総編集長は以下のように述べた。
「グーグルはほとんどすべての書籍の電子化ができているんではないですかね。あちらから何かしらのアプローチを仕掛けてきて、電子書籍として出版という形になるんじゃないでしょうか」(一部意訳)

俺はこのとき衝撃が走った。

もちろん、俺は古書狂いと伊達で言われているわけではなく、装丁狂いとか、古さ狂いであるわけだ。

電子書籍はそれと真っ向から反対するものである。

電子書籍は専用端末から本を読むということになって、今までの本の味わいや、存在感がまったくなくなってしまうのだ。


ただし、その反面、俺には嬉しいことが起こるのではないかと思っている。

なぜなら、今まで絶版になっていた書籍をデジタル化することで低コストで入手ができる可能性ができるのではないか、と俺は感じている。

これは朗報ですよ。
古本市場で希少書の中に入っていてバカみたいな値段のする本が、電子化されるだけで読める挙句に安価で入手ができるようになるかもしれないのだから。

なんと素晴らしいことだろう。
これからは、電子書籍と紙媒体での出版、両輪でやって行っていただきたいと願っています。

2010年4月17日土曜日

欧州母性の原風景

本の紹介ばかりになってきたなぁ・・・。






マリヤの基礎となる以前の母神崇拝を取り上げ、母性を切り刻んだ跡に、伝承や習俗、美術分野に現れる、賛歌、図像を説く。文章も読みやすく、これといって問題点もないように感じる。悪く言えば平凡な本。

ヨーロッパの母性を理解するには必読かもしれない。

2010年4月16日金曜日

もう一つの仕事

今日も今日とて本の紹介を。





副業の選び方から、税金、労務まで解説した本。その主な主張は、「楽して稼げる副業なんてない」。誠実な売り文句で、中身も懇切丁寧でとても好印象。ただ、この出版社は以前大量の誤植で悩まされた経験がある。以前ほどではないけれど、今回も見つけた。この本というより、この出版社はこんな姿勢で大丈夫なのだろうか。


でもまあ、なかなか楽しい本ですよ。
ちなみにこのレビューは、俺のブクログと連動しています。
これからもずっと連動していきます。

2010年4月14日水曜日

古代からの教え




本日も本の紹介。
「古代哲学への招待」
 パルメニデスから初め、ソクラテス、プラトン、アリストテレスと来て、エピクロス、ストア派、新プラトン主義とアウグスティヌスと、古代哲学の大まかな流れを見ながら各学派の考えかたを解説してくれる。古代哲学というのなら、タレスから始まるものと思ったが、この本ではこの流れがシックリ来る。

古代哲学って好きなんですよね、実は。

だけど、今まで生きてきて古代哲学が好きだって人に出会ったことがない。
なので、一度誰かと語り合ってみたい。タレスの話題とか。ヘラクレイトスの話とか。

雲をつかむ話




 
本日ご紹介の本はこれ。
クラウドコンピューティング。
 
次世代ITのクラウドコンピューティングについて、基礎から生活での使いかた、仕事としての使いかたを説明する。マニュアルに沿って実際にソフトを操作しながらクラウドについて学ぶことが出来るので、クラウドって何? のレベルの人からとても有効な本。
 
クラウドに乗り遅れちゃった人とか、クラウドって何なんだろうと思った人にオススメ。